「ジュエリーのヒフ展」にて talkativeデザイナー・マロッタ忍のアート作品を展示

2016.1.14

無題嶺脇美貴子氏キュレーションによるコンテンポラリージュエリーエキシビション「ジュエリーのヒフ展」にて、talkative デザイナー・マロッタ忍のアートジュエリー作品「JEWEL SKIN」が展示中です。

作品は、2005年ヒコ・みづのジュエリーカレッジ卒業制作展にて平松保城賞、同年JJA新人大賞を受賞。「金属を柔らかに見せる表現」を追求した本作品には、現在も素材に対して技術的な挑戦を続けるマロッタの礎を感じられます。

通常店頭では並ばない作品ですので、この機会に是非ご覧下さいませ。コンテンポラリージュエリーの巨匠、オットー・クンツリはじめ、様々なアーティストの作品が集うエキシビションとなります。

今回のキュレーターである、ヒコ・みづのジュエリーカレッジ講師の嶺脇美貴子さんによるご案内をご紹介します。

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庭園美術館で行われていたオットー・クンツリ展により、コンセプトを持ったジュエリーの美しさ、楽しみ、潔さ、がたくさんの人々に紹介されました。
惜しくも12月27日にクロージングを迎えてしまいましたが、まだまだ紹介したいコンテンポラリージュエリーがあります。
今回、HOLE IN THE WALLにて、ミネワキミキコキュレーションによる「ジュエリーのヒフ展」を開催することとなりました。

ジュエリーのヒフ展。ちょっと変な名前ですが、次に書いたテーマをもとにしています。

“ 皮膚とは、ただの表面のことではなく、骨があり、肉があり、そして最終的に、ものをかたちどっている境界線のことだと思います。
ジュエリーのヒフ展は、独特の皮膚感をもつコンテンポラリージュエリーを集め、表層と深層、見えている姿とそれを支える考えを読み取る展覧会です。”

ちょっと難しいかもしれませんが、ジュエリーは姿形だけではなくて、毎日何を考えて、何を食べて、どう過ごしているかがあらわれるものです。
今回、その血や肉があらわれているジュエリーを展示したいと考えたのです。
長きにわたってジュエリーを作り続けている方々から、今回、学内公募によって選抜された在校生、そしてそして、学校所蔵のコレクションより、オットー・クンツリのジュエリーを加え、以下の12名のジュエリーを展示いたします。

影山公章、田口史樹、荒田朋美、小西潤、池山晃広、川和真紀、マロッタ忍、嶺脇美貴子
伊勢谷なおか、王 昱茹 、関根茉鈴 、オットー・クンツリ

「ジュエリーのヒフ展」
会期: 1/13(水) – 23(土) 11:00-17:30 ※日曜休
場所: HOLE IN THE WALL
東京都渋谷区渋谷1-20-5 学校法人 水野学園内
http://holeinthewall.tokyo/

様々なアーティストの作品が一同に会す貴重な機会となります。
ぜひこの機会にお立ち寄りください。