ジュエリーには頭の先から足元まで様々なアイテムがあり、時代や流行によっても変化しています。今回は少しレアなアイテムも含めて、頭の先から順番にご紹介していきたいと思います。
ティアラ / Tiara
現代の生活で身につける事はありませんが、童話や映画の中に登場するので皆さんにも馴染みのあるアイテムだと思います。頭頂部につける装飾品を指します。
イヤリング・ピアス / Earrings・Pierces
こちらは日常で身につける3大ジュエリーアイテムのひとつですね。因みに英語では、ピアスもイヤリングも両方「イヤリング / earrings」と呼びます。英語でピアス(piercing)は穴を開けるという行為を指すので、ピアスという言い方は日本独自のものだと言えます。
このほかにも、「ノンホールピアス」と呼ばれる形状の金具(透明な樹脂製もある。)も最近出てきました。一時期はボディピアスブーム?もあり、沢山ホールを開けて、軟骨にもズラリとピアスをしてる方もいましたが、最近はピアスホールの無い方も多いですね。
気のせいかもしれませんが、イヤリングの需要も増えて、「イヤカフ」のような一時期はあまり見なくなったアイテムも復活しつつあるように見受けられます。
ネックレス / Necklace
ネックレスも身近なジュエリーの1つ。
ピアスのように穴を開ける必要も無く、リングのようにサイズも気にしなくて良いので、ギフトに向いたアイテムとも言えます。
ネックレスはその長さ、「レングス / length」の違いによって、名称が変わります。
□35cm前後 / チョーカー ( Choker ) —– 首元にぴったりとくる長さ
□40~43cm 前後 / プリンセス ( Princess ) —– 鎖骨あたりに沿う、最も一般的な長さ
□53cm 前後 / マチネ ( Matinee ) —– 胸の中あたりの長さ。
□71cm 前後 / オペラ ( Opera ) —– 胸の下までくる長さ。
□107cm 前後 / ロープ ( Rope ) —– とても長いので2連等にすることも多いようです
*数値はあくまでも目安です。文献や資料によって違いがあります。
夏は40㎝あたりの長さが重宝しますが、これから寒くなってくると、セーターや首の詰まった洋服に合わせやすい、60cm~くらいのマチネからオペラあたりの長さのものが気になりますね。
ネックレスはチェーンや留め具など、様々なパーツで構成されています。ネックレスの金具の各名称は以下の通りです。
A.引き輪 —– チェーン部分を開閉するためのパーツ。他にもカニカンなど様々な形状があり、形状により名称が変わります
B.プレート —– ダルマともいう。引き輪などを引っかけるパーツ
C.アジャスター —– ネックレスの長さを調整するパーツ
D.クラスプ —– 留め具の一種。上の画像よりもう少し華やかなデザインのものが、パールのネックレスによく使用されてます
E.バチカン —– ペンダントトップをチェーンに通すための部位 またはパーツ
因みに、チェーン状になっているもの全般を「ネックレス」と呼び、チェーンなどに吊り下げるパーツがついているものを「ペンダント」と呼ぶそうです。着用した時に「U字」になるものをネックレス、「V字」になるものをペンダントとする分類の仕方もあるようです。
如何でしたか?身近なアイテムですが、形状によって名称が変わったり、細かなパーツにも様々な呼び名があるものです。次回も引き続きアイテムについてお話ししたいと思っていますが、最後にまた素敵なジュエリーを一点ご紹介いたします。
先ほどもイヤリングの解説で触れた〝イヤカフ”。こちらの画像は「talkative」の〝THE SETTING” シリーズのもの。
イヤカフは私世代で着けている方いない? 何となく〝ロック”なイメージのアイテムだったのですが、こんなエレガントでおしゃれなイヤカフなら、私も試したい!自分には似合わないと思っていたり、見過ごしていたアイテムも、デザインや身につけ方次第で随分と印象が変わるものですね。手持ちのアイテムに「ちょっとプラスする」という提案も気が利いてます。