New Jewelry 2015 開催レポート

2010年からスタートした New Jewelry は、3331 Arts Chiyoda に会場を移して2回目、2015年は12月4日(金)〜6日(日)の3日間開催され、たくさんのお客様にご来場いただき、大好評のうちに幕を閉じました。2014年からさらに展開場所を広げ、85のジュエリーブランドと15の雑貨・飲食店の総勢100ブランドに参加いただきました。

いよいよ、2016年の開催の募集もスタート。是非昨年の様子を、ご覧ください。

_DSC5190_DSC5184_DSC5183

総勢100ブランドが集まる今回は、もちろん最大規模!

いわばジュエリーのお祭りとも言えるイベントには、定番の人気ブランドからこれからの可能性に満ちたフレッシュなブランドが集合。「見て、買って、作って、体感する」 のコンセプトのもと、クリエイターとお客様が直接交流する出会いの場となりました。

_DSC5331_DSC5305

ここからは、出店いただいたブランドを5ブランド、ご紹介していきます。

 

SU(スウ)
ベーシックな佇まいとバランスを大切にした、オリジナルジュエリーブランド SU。

_DSC5235

_DSC5285_DSC5287_DSC5288

CLASKA 開催時からの参加組であるSU、お話を伺ったのはデザイナーのスズキトモコさん。「New Jewelryは、いつもの売り場とはまた違って、お客様との距離が近いのがうれしいです。リラックス感を楽しんでいます。」ガラスケースに入れて見せることが多いアイテムも直接手にとって見ていらっしゃる方も多く、新たな出会いもあるのだとか。建築の建材(なんと下地材だそう)をインスタレーションとして使っているというのも、インテリア出身のスズキさんだからこそ。ソリッドに削ぎ落とされたデザインとぴったりマッチしていました。世界観を美しく表現できている上、可変ができ、何より軽いとのことで、ディスプレイも New Jewelry ならではです。

http://suuuuu.com/

PROOF OF GUILD

有機的な曲線をつかった立体的なフォルムが得意で、金属の質感をいかしたジュエリーを製作する PROOF OF GUILD。

_DSC5252_DSC5257_DSC5259_DSC5258

2月に新宿店、3月に名古屋店がオープンした CULET by New Jewelry に出店されている彼らも、New Jewelry のイベントではまた異なるラインを展開しているとのこと。幅の広いブランドの顔を見せてもらえるのも、このイベントの魅力的な点です。今回ご紹介していたのは、ジュエリーとはまた一味違う、プロダクトよりのアイテム。普段は金属の質感を活かしたリングをはじめとしたジュエリーをメインに、ライフスタイルプロダクトを展開されているという印象ですが、このイベント中は、プロダクトラインをメインに見せる工夫も。「こちらのピンも、今回のNew Jewelry に向けて用意しました。ちょっとしたギフト、自分のアイコンとしてなど、喜んでいただいています」と、スタッフの中尾さん。New Jewelry らしい声を伺えました。
http://www.proof-of-guild.com/

talkative

『会話の生まれるジュエリー』をコンセプトにグラフィック的な視点でジュエリーを展開するtalkative。

_DSC5230-1_DSC5201_DSC5198_DSC5234

New Jewelry スタート時から参加されている talkative。先述の CULET by New Jewelry でのデザイナー来店日には、お客様が殺到するほどの人気デザイナーのマロッタ忍さん。そんな、人気ブランドのデザイナーご本人が立たれていることが多いのも まさにNew Jewelry の醍醐味です。「一点ものの Banquet Bijou ネックレスを出したり、ジュエリーのお祭りとして普段とは違う何か特別感が出せるといいなと思って準備しています。顔なじみのブランドのデザイナーに会えるのも、楽しみのひとつです」デザイナー自身のキャラクターを通じてその思想を体感でき、益々そのデザインを好きになってしまうと思います。

http://www.talkative-jwl.jp/

Fillyjonk
「思いを馳せる時間」をコンセプトに、建築や風景や植物をテーマにアクセサリーを制作しているフィリフィヨンカは、2014年から参加。

_DSC5299_DSC5213_DSC5217_DSC5212

デザイナーの兼森周平さんにお声をかけると、「たくさんの方々に見ていただけています。初めてここで見て、というお客様も多いです」とのこと。アートのようなアプローチのジュエリーに出会い、その奥にあるストーリーに魅せられるお客様がたくさん。Fillyjonk のように奥深い物語性を持つブランドは、特にデザイナーから直接ストーリーや世界観を伝えられる New Jewelry では、手に取った作品に愛着が湧くのも無理がありません。小さな建築物のような立体的なディスプレイも唯一無二の存在感を放っていて、初めて出会ったお客様も多く足を止められていました。

http://www.fillyjonk.com

Lamie

オブジェや抽象彫刻の様な、立体的で大振りなデザインをアート感覚で身に着ける事のできるジュエリーとして表現するLamieも、2014年に急遽参加することになったそうで、今年は2回目。

_DSC5262_DSC5275_DSC5273_DSC5276

キュートなキャラクターのデザイナーの中村恵美さんにお話を伺いました。「昨年参加させていただいて、とても反応があり、本当に良かったです。大ぶりなもの、可変するデザイン、左右非対称での組み合わせなど、自由に選んでいただくお客様が普段より多い気がします」やはり、デザインに対して感度の高いお客様が多くいらしている様子で、実際お話をしながらお客様の雰囲気に合わせて、どんどんスタイリングを重ねていく中村さん。このような、ある意味体験型と言えるような展開を楽しんでいただけるジュエリーのイベントは、New Jewelry だけではないでしょうか。手にとって色々なヴァリエーションを試せることで、今の自分にぴったりとくるコーディネートを選んでいただける機会になっていました。

http://www.lamie-lamie.com

_DSC5192

オリジナルインスタント・ジュエルが作れるワークショップも開催。選べるパーツはなんとカラフルな工業パーツ。お子様も楽しんで参加されていました。

_DSC5304会期中、常に賑わっていた飲食ブース。それぞれのお店のテーマやコンセプトがとてもゆたか!配慮あるフードは、心にも美味しいです。

_DSC5336

雑貨も、初出店からいつも人気のブランドまで・・・大にぎわいでした。

_DSC5326

New Jewelry 2016への出展をご希望のブランド様はこちらをご覧ください。

New Jewelry 2016も乞うご期待ください。

report by Hiromi Midorikawa (SILOANA)
photo by Masaki Ogawa


Don't Miss