ダイヤモンド、ルビー、 サファイアと並び、世界四大宝石の一つとして名高いエメラルド。その深く際立つ緑は、数千年もの遙か古来より人々を魅了し、自然界にそれを超える美しい色は存在しないだろうとさえ言われています。
エメラルドは、5月の誕生石としてももちろん人気ですが、優しく穏やかな色合いが見ていると心を落ち着かせてくれると、お守り代わりに選ばれることも多い石。
今回の特集では、デザイナーによって異なるエメラルドの選び方や、ジュエリーとしての仕立て方の違いに注目し、石の持つ本来の魅力を最大限引き出している、注目の4ブランドをご紹介します。
天然のままのエメラルドの魅力《bororo(ボロロ)》
鑑定士の資格を保有し、旅する宝石商として、デザイナー本人が世界中を旅して自身の審美眼で選び抜いた宝石をジュエリー に仕立てるブランド《bororo(ボロロ)》。
「天然石の美しさをそのまま身につける」をコンセプトに、できるだけデザインを削ぎ落とし、カットや研磨はしていない、天然のままのエメラルドが持つ魅力を引き出しています。
《bororo(ボロロ)》商品は CULET ONLINE STORE にてご購入いただけます。
《CAHiER(カイエ)》が引き出すエメラルドの可愛さ
日本を代表する宝石商 諏訪貿易株式会社で宝石を厳選する目を養うかたわら、自身のブランドを立ち上げた《CAHiER(カイエ)》。
宝石ひとつひとつの個性や可愛らしさを丁寧に引き立て、憧れの遠い存在よりも、日々に寄り添うようなエメラルドのジュエリーを一つ一つ丁寧に仕立てています。
《CAHiER(カイエ)》商品は CAHiER ONLINE SHOP にてご購入いただけます。
個性が際立つ《Fillyjonk(フィリフヨンカ)》のエメラルド
建築と彫金を学んだ2人によるデザインユニット《Fillyjonk(フィリフヨンカ)》は、建築や風景や植物をテーマとし、そこから物語を想像したくなるようなジュエリーを生み出しています。
エメラルドも、少しクセのある、個性際立つ原石を選定。淡いクリアなペールトーンのエメラルドやバイオタイトなどを内包したエメラルド、クォーツとひと塊りとなっている原石など、普段あまり見かけないような自然派なエメラルドを有機的なデザインで仕立て、その作品性を高めています。
《Fillyjonk(フィリフヨンカ)》商品は Fillyjonk ONLINE STORE にてご購入いただけます。
エメラルドの力強さ溢れる《Honoka’s Emeralds(ホノカノエメラルド)》
最後にご紹介するのは、南米コロンビアにある採掘場に自ら出向き、エメラルドの原石を買い付け、原石ひとつひとつの個性に合わせて1点物のアートピースを発表する川添微氏のブランド《Honoka’s Emeralds(ホノカノエメラルド)》。
「エメラルドの原石には、人間の手では創り出せない地球そのもの力強さがある」とカットしない原石に拘り、採掘した時に感じる原石の印象と自然からのインスピレーションを重ね合わせ、唯一無二のジュエリーをバリ島のアトリエで生み出しています。
《Honoka’s Emeralds(ホノカノエメラルド)》は現在オンラインではお取り扱いがございませんが、ご興味をお持ちの方は、ぜひ「六角柱の結晶、エメラルドに魅せられて《Honoka’s Emeralds》インタビュー」もお楽しみください。
圧倒的な存在感で、思わず奥深くまで見入ってしまう天然のエメラルド。ともすれば古典的になりがちな貴石を、それぞれのデザイン性で現代的に昇華したジュエリーを一つ手に入れて、これからのコーディネートのアクセントに加えたいものです。