2024年8月17日(土)~9月1日(日)の間、恵比寿のgallery deux poissonsにて《DAN TOMIMATSU(ダントミマツ)》の個展「SET collection 2024」が開催されます。
心に作用するデザインと伝統を大切にしたDAN TOMIMATSUのジュエリー
DAN TOMIMATSUを主宰するデザイナー・富松暖は、ミラノのドムスアカデミーにて学んだ後、プロダクトから映像制作まで幅広いフィールドでデザインプロジェクトを行ないながら、2009年よりジュエリーブランドを展開しています。
ジュエリーにおいて大切にしているのは、“心に作用するデザイン”をコンセプトとした哲学的ともいえるアプローチ。
また、伝統工芸に関する綿密なリサーチを生かしたデザインも特徴のひとつです。デザイナー自身のルーツでもある奈良に古くから存在していながら存続の危機にある金糸や金属工芸などの伝統技法を現代の感性でとらえ直し、最高水準の技術を持つ職人と共同することでジュエリーに取り入れています。
そうした背景のもと、長い時間と手間ひまをかけて作り出される一つ一つのコレクションは、言葉による説明がなくとも凛とした美しい造形と軽やかさを内包。極限まで要素を削ぎ落とし余白を残したデザインは、身に着ける人の個性に寄り添い、さまざまな装いや生活の場面に溶け込んでいます。
ダントミマツによるダイヤモンドのユニークな解釈
今回発表される新作「SET」は、ブランドでは初の試みとなる貴石、ダイヤモンドを扱ったコレクション。日本の古典的な工芸技法である蒔絵と南部鉄器をはじめとする漆の焼き付け技法を融合した、独自の石留め技法を用いてデザインされたジュエリーです。
地金の表面に漆塗りを施されたリングは、一見すると黒っぽい無地のようですが、そこには蒔絵のように粉状のダイヤモンドが散りばめられており、角度によってきらきらと光る、DAN TOMIMATSUらしい非常にユニークな解釈です。
同じ技法を用い、これまで展開している〈Rubber Band Bracelet〉や〈Hair Band Bracelet〉に漆塗りを施したものもお目見え。新作約10型が揃うほか、既存アイテムも並ぶ圧巻の個展になりそうです。
オープニングレセプション
8月17日(土) 17:00-19:00
作家在廊日
8月17日(土) 12:00–19:00
※在廊日時は変更する可能性がございますので、最新の情報はSNS、もしくはギャラリーに直接お問い合わせください。
DAN TOMIMATSU / ダン・トミマツ
Designer 富松 暖 多摩美術大学卒業。2009年にドムスアカデミーMASTER of Design 修了後、DAN TOMIMATSUを設立。国内外でデザインプロジェクトを行いながら、ジュエリーブランドを展開。2020年に奈良に移住後、株式会社kanaを設立。奈良の吉野にて知育教室の埜を運営しながら、アートワーク制作、地域ブランディング等を行う。受賞歴にIF Design award GOLD、RED DOT WINNER、ペニンシュラホテル Kaleidoscope Lab winner、アリババ ジャンプスターター金賞等がある。奈良芸術短期大学デザインコース特任講師を勤める。
DAN TOMIMATSU SET collection 2024
日時:2024.8.17 sat. – 9.1 sun. 12:00-18:00 ※Closed Monday
場所:gallery deux poissons
住所:東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F
URL:https://deuxpoissons.com/exhibition/dan-tomimatsu-set-collection-2024/
お問い合わせ:03-5795-0451
※ 会期中一部の作品は、ONLINEからもご購入いただけます。(販売開始予定日時:8.21 wed. 12:00 -)
https://gallerydeuxpoissons.katalok.ooo/ja