2023年12月6日(水)~25日(月)の間、恵比寿の《gallery deux poissons(ギャラリードゥポワソン)》にて《Karl Fritsch(カール・フリッチ)》Trunk Show 2023が開催されます。
メトロポリタン美術館にも収蔵されるユニークなカール・フリッチの世界
コンテンポラリージュエリーの世界でひときわユニークな存在感を放ち続けるカール・フリッチ。自由で大胆な貴金属や宝石の扱い方と遊び心に富んだ表現によって生み出されるリングの数々は、世界中のファンから新作が待たれています。
一見すると子供の造形のようにプレイフルな作品ですが、その背景には、ジュエリーの稀少性や習わしについての既成概念を操作することによって、人々の嗜好や美学、欲望といったテーマを探究するコンセプチュアルな一面も。
メトロポリタン美術館やヴィクトリア&アルバート博物館をはじめ、多くのパブリックコレクションに作品が収蔵されていますが、型にはまることのない発表活動を続けているのも大きな魅力です。
2023年に作られた新作も登場
今回のトランクショーでは、今年還暦を迎えたカールによる、エッジの効いたなかに円熟味を増している作品の数々をご紹介。
2023年に作られた新作(画像記事TOPも)を中心とした20点余りが、ニュージーランドから到着。すべてユニークピースのため、この機会にぜひ手に取ってその世界を堪能してみください。
Karl Fritsch / カール・フリッチ プロフィール
1963年ドイツ・ゾントホーフェン生まれ。1982-85年プフォルツハイムの Goldsmiths School にて学び、1987-1994年はミュンヘンの Academy of Fine Arts にて Hermann Jünger や Otto Künzli に師事。現在はニュージーランドへ移住し、制作活動を行いながらオーストラリアの Royal Melbourne Institute of Technologie (RMIT) でも教鞭をとり、ニュージーランド、アメリカの大学で客員講師を務める。ワックスを手でこねて原型を作るなど、宝飾の世界の常識を逸脱した制作手法が独特。長年リングにこだわって制作を続ける。素材の貴金属と宝石がユニークなデザインと力強く合わさり、チャーミングな存在感を発揮する。コンテンポラリージュエリー界でとくに際立った存在感を放つ作家のひとり。
Karl Fritsch Trunk Show 2023
日時:2023.12.6 wed. – 25 mon. 12:00-18:00 ※Closed Monday、ただし12.25 mon.は臨時営業いたします
場所:gallery deux poissons
住所:東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F
URL:https://deuxpoissons.com/news/2957/
お問い合わせ:03-5795-0451
*会期中一部の作品は、ONLINEからもご購入いただけます。
https://gallerydeuxpoissons.katalok.ooo/ja