白い雪が舞い降り、冬の寒さがいよいよ本格化してきたこの季節。たっぷりとしたニットやコートがファッションの主役になり、シンプルで重くなりがちなアイテムが、胸元や手元を隠してしまいます。
そんなシーズンだからこそ、注目したいジュエリーが。それは、身近で目にしながらも、つけることに馴染みがない方もまだまだ多いアイテム「ブローチ」。
ブローチは古くは「フィビュラ」と呼ばれ、長い間その人のアイデンティティを示す大切なアイテムとして用いられてきました。古典的なイメージが付きやすいブローチですが、デザイナーズブランドがこの冬提案するブローチは、幅広いデザインで新鮮。
あなたらしさを表現するブローチと、今年出会ってみてください。
■シンプルな色味のニットには、ウィットに富んだ色彩豊かなブローチ
精巧なビーズ刺繍でウィットに富んだデザインが目を引く「Môko Kobayashi」のブローチ。自分の好みに合わせていくつかを組み合わせてストーリー仕立てにするのも。コートの上から無造作に巻いたストールにも、アクセントを添えてくれます。(TOP画像もMôko Kobayashiより)
モノトーンのシンプルなマフラーをオリジナルのファッションに昇格させてくれるのは、真珠の生まれてくる深い海をイメージ鮮やかな青が印象的な「Stitch」のブローチ。京都産の絹糸で丁寧に刺繍され、パールが添えられたブローチは、上質なニットやコートにもぴったりのアイテムです。
2月16日(火)まで伊勢丹新宿本館1階プロモーションスペースにて期間限定ショップがオープン
CULET shinjuku店
もう一つ、デザイナーがひとつひとつ不思議な名前を付けている独特な世界観が今注目の「ETSUSHI」のブローチ。その独特な色合わせと、自由に描かれたモチーフが印象的で、一点投入にはピッタリのアイテムです。
ブローチ名前:(左)きりかぶ(右)丸帽子、SARU
3331 CUBE shop&galleryにてお取り扱い
■ざっくりした重めのニットには、異素材でアクセントを
温かく、でも重い印象になりがちなざっくりしたニットには、異素材を合わせてみるのも新しい楽しみ方。「MMAA」がご紹介する「マーブル」のブローチは作家自身が採取してきた石から製作した、全て1点物でその独特な柄が目に留まります。こだわりの部屋に写真や絵を飾るように、「アクリル」のブローチをいくつも重ねて飾ってみるのも印象的です。2月16日(火)まで伊勢丹新宿本館1階プロモーションスペースにて期間限定ショップがオープン(アクリルブローチは一部展開予定)
より一層シャープな印象をお好みの方には、反射するゆがんだミラーや、水滴のついたようなデザインの「phenomena collection」のブローチ。あえて歪ませた反射面は、見えている世界と見たい世界が一致しているのかを問いかけています(reflectionシリーズ)。コンセプトを楽しみながら身につけられるのも、デザイナーズジュエリーならではの楽しみ。
(写真右:reflectionシリーズ/写真左:small puddleシリーズ)
2/3〜16のJR京都伊勢丹のアクセサリーマーケットにて展開
■首元が隠れがちなニットには、ニットの上で描くブローチ
最後に、ご紹介するのは、ブローチの概念をすこしはずれた新しいアイテム、ネックレスをニットにオンできるような「Muresi」のtenui。ニットに自由に縫い付けることで、沢山の表情を見せてくれます。
3月に伊勢丹新宿店本館7Fにて開催される「New Jewelry –up and coming―」に出展予定。
ブローチで装いをワンランクアップさせて、冬ファッションをお楽しみください。