圧倒的な造形美で心を酔わす《JOAQUIN BERAO》待望のリローンチ! – 前編

2018.6.29

JOAQUIN BERAO – 再び、美の本質を探る旅へ

「art to wear(身に纏うアート)」ともいうべき流麗なフォルム。50〜60年代の建築を思わせる圧倒的な造形美で多くの女性たちの心を捉え続けてきた《JOAQUIN BERAO(ホアキン・ベラオ)》。1982年に創業して以来36年間、スペイン・マドリッドのアトリエを拠点に世界の選ばれし地で展開するあのジュエリーブランドが、今春ついに日本に再上陸!唯一無二と言われる存在感を湛えたジュエリーの数々に、早くもファッショニスタたちの熱い視線が注がれているという。

デザイナーJoaquin Berao(ホアキン・ベラオ)は15歳で叔父の宝飾工房に入り、スペインの伝統的な制作技術を身につけた。その後、当時アーティストが集まっていたスペイン・イビザ島に本拠を移し、25歳(1970年)で初のコレクションを発表。自然や風景、彫刻などにインスパイアされた独創的なジュエリーを展開するなかで、N.Y.の老舗百貨店bloomingdales’にて発表した作品がカリスマバイヤーの目にとまり、ブランドは大きな転機を迎えることになる。


CLASICA Silver Bangle
掌に乗る小さな彫刻のような美しいフォルム。シンプルを極めた潔いデザインはそれだけにごまかしが利かず、高度な職人業による仕上げが必須となる。

— 「伸びやかで生命力にあふれ、グラマラスなラインは身に纏った瞬間から肌に寄り添うようだ」
— 「まるで体の一部になったかのように自然に溶け込みながら、そっと存在感を放つ」

たちまちNYのセレブリティやソーシャライトたちの心を捉えたホアキン・ベラオは、以降マドリッドを皮切りにバルセロナ、ミラノなど次々に路面店を展開。90年代には東京・南青山に直営店をオープンし、以降ここ日本でも多くの女性たちを魅了し続けてきたのだ。

「主張しすぎないエレガンス」と讃えられる唯一無二のスタイル。確かな技術に裏打ちされたホアキン・ベラオの独創的なフォルムの根源にはなにがあるのか。デザイナーとしての黎明期にあたる60年代、コンスタンティン・ブランクーシやイサム・ノグチ、アレクサンダー・カルダーなど、ミニマルアートの先駆的作風で知られる彫刻家たちに影響を受けたと語るホアキン・ベラオは、過去のインタビューでこのように答えている。

「彼らの作品は常に不変であり、時間の流れにしばられることのないTIMELESSな美しさを感じさせてくれます。そして、私自身のジュエリーも常にそうありたいと願っています」

ホアキンの創作熱は、ジュエリーにとどまらず絵画やオブジェ、彫刻作品にも広がる。画像はキュービズムの影響が感じられるフラワーベース。

ホアキン・ベラオが世に送り出し続ける、時代にとらわれない“TIMELESS(タイムレス)”なジュエリー。身に纏うことで、心までもを優美な曲線でデザインする官能的なフォルムは、肌にのせた瞬間、人々にそれぞれ異なる化学反応を巻き起こす。その独特な高揚感は一度味わうと忘れることはできない。

これまで計25回もの来日を繰り返してきたホアキン・ベラオは、自他ともに認める親日派でもある。4年ぶりの再上陸となる今回、あらためて80〜90年代の力強くも個性的なファッションに再度光があてられている中で、デザインの底力をどのように見せつけてくれるのか。伊勢丹新宿店を皮切りにスタートする本格リローンチが今から楽しみでならない。

written by Akari Matsuura


後編では、JOAQUIN BERAO のシグネチャーアイテムとも言える存在感のあるジュエリーを、
人気スタイリストからのコメントも合わせてご紹介。後編はこちらから


EL SON Silver Bangles
キューバ音楽のジャンルの一つであるEL SON(エル・ソン)。キューバの自然や文化、音楽に魅せられ一時期居を構えたホアキン。そこで生み出された生命力あふれる伸びやかな曲線は、まさにリズミカルなソン・ミュージックそのものをイメージさせる。

JOAQUIN BERAO Pop Up Shop
日程/時間:2018.7.4 wed.−10 tue. 10:30–20:00
場所:伊勢丹新宿店本館1階=アクセサリー・プロモーション1
住所:〒160-0012 東京都新宿区新宿3-14-1
URL:http://www.isetan.co.jp
問合せ先:03-3352-1111


ブランド問合せ先
株式会社セスタンテ JOAQUIN BERAO Div.
TEL:03-6821-7770
URL:http://joaquinberao.jp



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