2023年6月24日(土)~7月9日(日)の間、恵比寿の《gallery deux poissons(ギャラリードゥポワソン)》にて《Kazuko Mitsushima(カズコミツシマ)》Glass Jewelry Exhibition が開催されます。
彫金を学んだ後、ガラスという素材に出会い、その面白さや美しさに魅せられた光島氏は、シアトルのピルチャックガラススクールなど各地で吹きガラスの制作技術を磨き、独自のスタイルを確立。国内外で発表を続け、その作品は国際的に高い評価を受けており、常に第一線で活躍し続けています。
ガラスジュエリー作家 光島和子の魅力は表情と造形
光島氏の作品の最大の魅力は、生命があるかのような生き生きとしたガラスの豊かな表情とそれを引き立てる潔い造形。高温で溶けたガラスの姿にはふたつとして同じものがなく、「この瞬間をとどめたい」と願う作者の意図とガラスの意志が重なり合うことで一つ一つの形が生まれます。
無色透明、白や黒、赤といったモダンな色、また、金箔や銀箔を施したガラスまで、イメージに合わせ使い分けて様々なアイテムに仕立てられるジュエリーは、アーティスティックでありながらストレスなく着用できるよう機能性にも配慮されているのも嬉しいところ。
光島和子が今見せたい赤のシリーズ
ひときわ目を引く赤のシリーズには、今こそ心が弾むような赤いリングを身につけて欲しいという作家の思いが込められています。
自然界の造形物である宝石と人間が生み出したガラス、そのどちらでも温度によって発色の難しさを伴う赤は希少な色です。本展では、鮮やかな赤を用いたリングやピアス、イヤリングなども並びます。
装飾的なガラスの新作アートピース
また、新作である銅線を使ったユニークな造形が印象的なネックレスは、溶けたガラスのダイナミックな動きが装飾的な効果を生み出しているアートピースのような一点もの。高温で熱せられた状態に直接銅線を巻き付けて成形し同時に徐冷するという方法で作られています。
温かさと冷たさ、柔らかさと硬さ、鋭さと優しさといった相反する要素を併せ持ち、多層的な顔を見せる光島のジュエリーは、それぞれの人の個性に寄り添い、身に着けることで完成します。
本展は、新作に加え、透明のガラスに金箔を組み合わせたピアスやイヤリングをはじめ、人気の定番シリーズなども数多く一堂に手に取ることのできる貴重な機会。日差しがまぶしくなるこれからの季節にぴったりのアートピースを纏いに足を運んでみてください。
光島和子 / Kazuko Mitsushima プロフィール
光島は彫金を学んだ後、偶然訪れた吹きガラス工房で、色彩豊かで自由な造形可能な溶けたガラスに強く惹かれ、ガラスジュエリーの制作を始める。シアトルのピルチャックガラススクールなど各地でガラス制作技術を磨き、独自のスタイルを確立。長年に渡り国内外で発表を続け、国際ジュエリー展や日本クラフト展などで受賞。作品は、スコットランド国立美術館等、海外の美術館にも収蔵されている。
Kazuko Mitsushima Glass Jewelry Exhibition
日時:2023年6月24日(土) – 7月9日(日) 12:00-18:00 ※Closed Monday
場所:gallery deux poissons
住所:東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F
URL:https://deuxpoissons.com/exhibition/kazuko-mitsushima-glass-jewelry-exhibition/
お問い合わせ:03-5795-0451
*会期中一部の作品は、ONLINEからもご購入いただけます。
https://gallerydeuxpoissons.katalok.ooo/ja
(販売開始:6月28日(水)15時から)