《Cartier(カルティエ)》筑波大学とともにDE&Iをテーマとする共同研究プロジェクトを開始

2022.10.8

リシュモンジャパン株式会社《Cartier(カルティエ)》が、筑波大学とともに、今と未来の自分の「居場所」をテーマとした共同研究プロジェクト「IBASHO – where we belong-」を立ち上げた。

《Cartier(カルティエ)》は、コーポレート シチズンシップの理念のもと、ビジネスおよび社会に長期的かつポジティブなインパクトをもたらすために、グローバル人材を輩出する世界各地の大学とパートナーシップを構築し、学生たちの好奇心、学習、エンゲージメントを促進。

日本において《Cartier(カルティエ)》が、大学と長期的に取り組むのは初めてのことで、今回のプロジェクトは、大学における学術研究の場を担保するだけでなく、国内のDE&I(Diversity, Equity and Inclusion)に関する考察と対話の機会を参加者に提供し、次世代を共創していくことで社会に寄与し、組織としてこの課題に向き合う力を養う。

本プロジェクトは、DE&I(Diversity, Equity and Inclusion)に基づき、多様な属性や特性をもった学生誰もが安心して所属することのできる「居場所」とは何かを明らかにし、3年にわたり、日本の社会に即した測定尺度の将来的な開発や、実現に向けたソリューションの提案を目指す試み。

カルティエ ジャパン プレジデント&CEO 宮地 純
「筑波大学とともにダイバーシティに関する共同研究プロジェクトをスタートできることを大変嬉しく思います。 カルティエでは一人ひとりの個性を大切にする文化を根付かせることを目指しており、真の意味で、ここ日本において多様な組織をつくるにはどうすべきか常に考えています。このプロジェクトにご参加くださる学生や教授陣とクリエイティブなディスカッションを育み、最新の学術研究や知見を分かち合うことにより、企業の枠を超えた発見があると確信しております」

筑波大学人間系長 井田 仁康 教授
「研究組織として、私たちの一番のネックは何かと言えば、研究という枠組みのなかで収まってしまい、産業界・企業とのつながりが生まれにくいことです。むろん、産業界・企業にとっても実用的な研究は進めている研究分野や研究者もおられます。しかし、産業界・企業にとっても有益で(利益を上げるということだけでなく、ダイバーシティの推進、職場環境の改善や職場での教育の在り方などを含めて)、学界(大学)にとっても意義のある研究は、まだまだあるはずです。大学と企業との連携は、大学の研究を発展させるだけでなく、企業や社会にとっても、たとえばダイバーシティをどう進めたらいいかを見出すいい機会になります。人によって考えが異なることを理解しつつも、相反する考え方を許容し、受け入れるには葛藤があります。この共同研究が、そのような葛藤を乗り越えるヒントになればと思います」

2022年度の取り組み
居場所として「大学」(今)および「職場」(未来)に焦点をあて、学生を含むワークショップ等の実施を通じて、誰もが安心して所属することのできる組織の構成要素の抽出と可視化を行います。

第1回 ワークショップ (2022年8月30日―31日) テーマ:多文化共生
第2回 ワークショップ (2023年2月実施予定) テーマ:障がいとジェンダー

2023年度 指標の開発ならびに参加者の拡大
2024年度 指標の試験的実装

第1回ワークショップでは、「多文化共生」をテーマに、外国にルーツのある学生とカルティエ社員が2日間にわたり、ケーススタディやPBL(Project Based Learning)を通して、「居場所」に対して課題を見出し、未来志向で解決策を提案。異なる環境にいる者同士で活発な対話を重ねることで、参加者は多様性や公正さついて新たな気づきを得ました。


Cartier(カルティエ)
世界有数のラグジュアリーメゾンとして、開かれた精神と好奇心の代名詞とも言えるカルティエは、クリエイションにおいて際立ち、あらゆるものの中に潜む美を明らかにします。ジュエリーやファインジュエリー、ウォッチメイキングからフレグランス、レザーグッズやアクセサリーに至るまで、多岐にわたるカルティエのクリエイションには、卓越した職人の技と時代を超越するシグネチャーが融合しています。リシュモングループの一員であるカルティエは、旗艦店をはじめとするブティックや正規代理店、オンラインブティックで展開し、その存在感をますます高めています。

公式URL | www.cartier.jp



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